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2008年11月28日

「昭和島ウォーカー」大阪公演初日

大阪初日を観てきたー!
昭和島ウォーカー
2008年11月27日(木)〜11月30日(日)
OSAKA シアター・ドラマシティ

作・演出:上田誠
出演:井ノ原快彦、
京野ことみ、松本まりか、粟根まこと、福田転球、中山祐一朗
「ヨーロッパ企画」メンバー
石田剛太/酒井善史/諏訪雅/土佐和成/中川晴樹/永野宗典/本多力
主催:関西テレビ放送
ヨーロッパならではの親しみやすく懐かしい世界観と、
ヨーロッパでは味わったことのない華やかさを同時体験できる、
1粒で2度おいしい舞台でした。

アシモフの時点でもう、懐かしワールド。時代のつかめなさも味。
閉じられた箱庭感、ごつごつした地形のおもしろみ、
その世界に住みたくなる感覚、もりもり。
舞台上のリフォームや人間関係の転換も、おもしろく観た。

パンフレットの稽古場日誌のところで、胸がきゅうっとなるほど
好きな写真を1枚見つけた。眺めてたら何時間だって過ごせそう。
久しぶりにこういう写真でぐっときたため、やや戸惑い気味。



以下、もうすこし書きとめます。「続きを読む」にします。

元気いのっち。舞台せましと動き回ると、ちょっと金粉とか飛び散ってるんじゃないかって思っちゃうくらい華やか。京野さんもいきいきしてて、観ていて私も元気になった。松本さんはめちゃくちゃ声がかわええので、ずっと聞いていたかった。

粟根さんはやっぱり迫力がすごいなあ。漫画みたいだあって思った。転球さんはすっかりヨーロッパの一員としてパワフルに動いててびっくり。中山さんは、つかみどころのなさが魅力でした。どうしてかわからないけれど不思議と目で追っちゃう。

石田さんはいつもいっぱいお仕事があって、でもちゃんとこなしてらっしゃって、どんどん好きになってきた。
諏訪さんは今回、優秀なジャイアンのよう。ええとこどりやなあ。
土佐さんがちっちゃい作業をするのって、私の印象ではWindows5000の洗濯物干し以来だなあという気がする。ちんまくなっている土佐さん好きです。

つっこみメインじゃない中川さん。中川さんが舞台セットの2階で椅子の背中を両手で持って呆然としているところなんて、笑った笑った。
ホワイト酒井さんがついにもうこれ以上ふられるものはないやろうってところまでふられているの、つくづくおいしい。酒井さんはあれだ、パンフレットの連想ゲームで未来→ロボット、ロボット→未来のループにはまっちゃっているところもチャーミング。

本多さんは「四角かった」ってのがとにかくおもしろかったなー。作業着が合う人ナンバーワン。
永野さんは、なんだか素の永野さんに近いんじゃないかなあって思わせるような演技でした。知らない人なはずなのに既視感。それだけ説得力があるってことなのだろうなあって、思いました。

それから、お話について。

正直書きますけど、まあ観ていてインテルのことを思い浮かべなかった瞬間はなかった。んだけども、何があっても失敗できない今回の状況を考えるに、なるほどこういう判断になるやろうなと、やがて納得してしまった。

歯にものはさまった言い方になりますが、「負けない、失敗しない」を企画方針に据えたと想定した場合、この作品は逆にある意味めちゃくちゃ思いきった判断をしちゃってるわけで、そう考えるにつけ、じわじわ興奮が高まっている。

上田さんはパンフレットの冒頭で、やおら「あるモノを利用してよりよい品をつくるのが、工場の基本理念でもあります」と綴っていらっしゃる。その潔さ、かっこいいよと、ここに小声ながらも呟いておきたい。

私ももうちょっと、必要とあらば石橋を叩いてわたるような判断だってできるよう、いろんな場面で切れるカードをそろえつつ暮らさなあかんなあって、考えさせられています。ええ。



関連:
■「昭和島ウォーカー」大阪公演2日目感想
 http://tsukimi.seesaa.net/article/110378117.html
■3日目感想
 http://tsukimi.seesaa.net/article/110526868.html

あと、このごろ観た本公演の感想リンクをいくつか。

■ヨーロッパ企画第26回公演「あんなに優しかったゴーレム」
 栗東プレビュー公演の感想
  http://tsukimi.seesaa.net/article/96405085.html
 京都公演の感想
  http://tsukimi.seesaa.net/article/97113596.html
 大阪バックステージツアーの感想
  http://tsukimi.seesaa.net/article/99977073.html

■ヨーロッパ企画第25回公演「火星の倉庫」
 福岡公演の感想
  http://tsukimi.seesaa.net/article/70916758.html
posted by つきみ at 02:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | つぶやきヨーロッパ企画 | はてなブックマークに追加 | del.icio.us に追加
この記事へのコメント
私、正直なところ、
最初の方はなかなか入り込めなかったんです。
でも、永野さんが、『それは違います』って
影からすっと出てくるところから、
ぐーーんと引き込まれました。

やっぱすごいなーと感動してしまった。

私は、本日はとくお組を観て来ました。
こちらもやっぱりすごく良かったです。
Posted by たまを at 2008年11月28日 23:13
>たまをさん
あのシーンおもしろかったですねえ!
ちっこーく、なってたんだなあ。

なんかねえ、独特のフェチ心をくすぐる作品だと思いました。
わりとニッチな好み・価値観が支配する、おとぎの国の物語。

どんな局面でも自分のものをつくりあげてくるパワーに、惚れます。
やっぱりこういう、いろんな役者さんや観客ととけあいながらも
根本でなびいていないところがすてきですきです、ヨーロッパ。

とくお組、いいなあ! 私は映像しかまだ
観たことないんだけど、ぜったい近いうちに観たいかたがたです。
Posted by つきみ at 2008年11月29日 09:29
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